床材や壁、天井材の内装の決め方

内装を決める順番が大事

内装を考慮するうえで最初に行いたいのは、全体のイメージの決定です。いわば、「家のテーマ」「理想のイメージ」をコンセプトとして、しっかり持っておくことが大事になります。コンセプトをはっきりさせておけば、内装だけでなく、インテリアや設備を含めた統一感を演出できます。内装全体を貫くイメージが持てたら、使用するカラーを決めます。内装のカラーは、部屋全体の7割をベースとなるカラーで、25パーセントほどをメインカラーで、残りはアクセントカラーを使用するとしっくりきます。さらに、素材も決定します。すべてを同じ素材で統一することもできますが、床・壁・天井に複数の材質を取り入れると、奥行きやメリハリがでるのでおすすめです。

内装選びのポイントとは

内装を考えるうえで大切になるのは、床材です。床は足元の部分になるので、部屋に入った際に必ず目に入ります。近年はシートや木材、タイルなどさまざまな床材が出ていますが、内装のイメージとともに機能性を考えると満足度が高まります。例えば、無垢材は木の温かみが感じられますが、傷つきやすい面もある素材なので、家族構成などにより材質の強度を考えた方がよいでしょう。床材のカラーですが、白や明るいものの場合、部屋が明るくなるメリットはありますが、髪の毛やほこりなどの汚れが目立つデメリットがある点に注意が必要です。壁や天井にクロスを使用する際は、床と壁の色を統一した方が一体感が生まれやすくなります。アクセントクロスをポイントに使うのも人気となっています。